皆さん、こんにちは!
今回のテーマは別業種からエンジニアへの転職を考えている方や、今後エンジニアとしてキャリアを積んでからフリーランスの道も視野に入れている方向けの記事となります。
昨今ではエンジニアの需要が高まっている事や高単価の案件も多く、別業種からの転職を考える方も少なくないのではないでしょうか?
とはいえ「IT業界未経験でプログラミングをした事も全くないし本当に転職出来るのだろうか」という不安もありますよね。
今回は具体的にどのようなステップを踏んで転職という道のりを歩むのが現実的なのか、現役フリーランスエンジニアでもある私の考えや、国が実施しているIT系の職業へのお得な転職サポート制度に関しても纏めました。
それでは実際にどんな方法でのキャリアチェンジが可能なのか見ていきましょう!
・未経験でもフリーランスエンジニアになれる?
・エンジニアになるにはどんな方法があるの?
プログラミングスクールからエンジニアへの転職
皆さんが一番最初に頭に思い浮かぶのが、プログラミングスクールに通って数ヶ月学習した後に、エンジニアへ転職する方法ではないでしょうか?
実際に多くの方がこの方法で転職されているかと思います。
では仮にプログラミングスクールで学習してから、エンジニアへの転職を検討した場合、一体どれくらいの学習期間が必要になるのでしょう?
今回複数のプログラミングスクールを調査し、結果を纏めました。
スクール名 | コース名 | 学習期間の目安 |
---|---|---|
tech boost(テックブースト) | ブーストコース | 合計300時間以上 |
GEEK JOB(ギークジョブ) | スピード転職コース | 全くのプログラミング未経験の方の場合、60日間(土日を除く3ヶ月間) |
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア) | 転職保証コース | 最短12週間 |
CodeCamp(コードキャンプ) | エンジニア転職 | 4ヶ月で300〜400時間程度、1日あたり3〜4時間程度 |
TECH CAMP(テックキャンプ) | エンジニア転職 | 短期集中スタイルの場合10週間(70日)、夜間休日スタイルの場合6ヶ月(182日) |
各社、目安が期間だったり、時間だったりと結構バラバラですが、ざっくりと纏めてみると、学習期間の目安はおおよそ「3~4ヵ月」という結果になりました。
実際に私が当時、プログラミング未経験から新卒の会社員としてIT企業に就職してから、ソース解析やプログラミングがある程度できるようになったのもそれくらいだった記憶があります。
プログラミングとは面白いもので、最初は原理原則が全く分からず「自分て本当にセンスないな」と自信を無くしてしまったり、分からいない事へのストレスや焦りが多大にありますが、あるタイミングから急激に理解が進み成長します。
ですので、未経験の方は右も左も分からず、途中で挫けそうになる事もあるかもしれませんが、決して諦めずにコツコツ継続してみて下さいね。
スクールに通うメリットとデメリットは?
因みに私がプログラミングスクールに通って学習してからエンジニアへ転職する上で、メリット・デメリットと感じる事を上げてみようと思います。
【メリット】
・困った時にすぐに聞ける人がいるので挫折しずらい
・独学でありがちな知識の偏りがなく時流の開発ツール等も併せて学習ができる
・同じような目的を持った人達との人脈が作れる
・転職サポートを行っているスクールもある為、個人での転職活動よりも就職しやすい
【デメリット】
・コースにもよるが受講料が高い
・不明点があればすぐに教えてくれる人がいるため、逆に問題解決能力が身に付きにくい
・理解度には個人差がある為、お金を払ったとしても知識が必ず身に付くとは限らない
このようにメリットもあれば、デメリットもありますが、人それぞれの状況や考えかによっても、メリット・デメリットが変わってくると思いますので、ご自身の目的を明確にしてから検討してみましょう。
国の制度を活用する事でお金が一部戻ってくる!?
ちなみに、一つお得な情報として「厚生労働省指定講座 専門実践教育訓練給付制度」をご紹介致します。
この制度は「主体的なスキルアップを目的とし、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練を受講・修了した方に対し、費用の一部が支給される」というもので、スクールを受講し、一度全額費用の支払いが必要にはなりますが、後日申請を行う事で受講料の何割かが戻ってくるといった仕組みになっています。
対象となる教育訓練には、そのレベルなどに応じて3種類があり、最大で受講料の70%が支給されるケースもあります。
非常にお得な制度ではありますが、適用条件や給付率が異なる為、詳細は「教育訓練給付制度のご案内」を参考にして下さいね。
この制度の給付対象になっているコースかは、「教育訓練給付制度 対象検索システム」からご自身でも確認する事が可能ですが、プログラミングスクールに直接お問い合わせするのが確実でしょう。
もしスクールの料金の高さを課題に感じている方は是非活用してみてはいかがでしょうか。
さて次はエンジニアへ転職する道の二つ目となります。
厚生労働省のデジタル人材育成からエンジニアへ転職
二つ目の手段としては国の制度を活用する方法です。
IT人材不足が昨今の課題となっており、国でもそれを解決する為の仕組みが幾つか提供されています。
これらは国の予算の関係もあり、募集期間や募集人数の枠が定まっている事が多く、募集して合格した場合に制度が適用されるものにはなりますが、受講料無料となっているものも多いので、すぐにでも転職したい等ではなく、ある程度の期間を考えて転職を検討している方にはおすすめできると思います。
今回紹介した「デジタル人材育成」に関しては、以下の通り複数のコースが用意されています。
・プログラミングコース 学習期間:約2か月
・ITインフラコース 学習期間:約3か月
・プログラミングコース(オンライン) 学習期間:約2か月
・先端ITコース(オンライン) 学習期間:約3か月
この制度は受講料が無料なだけではなく、キャリアカウンセリングや就職支援までサポートしてくれる点も非常にメリットになるのではないでしょうか。
応募~学習~就職までの流れ
1.ご自身が募集要項に該当するかをチェック
2.専用フォームから申し込み
3.事業説明会と選考会へ応募
4.合格した場合に職業訓練を開始
5.学習を行い流れ就職支援カウンセリング等の実施
6.職業紹介とマッチングして就職
残念ながら第一回目の公募期間は既に終了していますが、第二回目の公募も予定されている為、定期的にチェックしてみる事をお勧め致します。
今回は上記をご紹介しましたが、その他にもハローワークで、様々なプログラミングの学習支援と就職支援も行っていますので、気になる方はご自身でも一度調べてみて下さいね。
続いて最後に提案するエンジニアへの転職方法になります。
自社でIT系資格を取得しシステム部署へ異動する
さて、この記事を見られている方が最終的にエンジニア職へ転職してからどのようなキャリアを検討しているかによりますが、一つ手としては現実的な手法になるかと思います。
何だそんな方法かと思った方、、ごめんなさい笑
ですがこの方法は高い受講料を払う必要もなく、自社内ではありますが、ある転職という形になるので、リスクは最小限でチャレンジできる方法ではないでしょうか。
仮に自社でのシステム部署への異動が実現出来たら、数年間は自社内でプログラミングスキルやシステムの知識を身に付け、その後、目的の企業への転職を行ったり、フリーランスエンジニアとして独立する手段もあるかと思います。
勿論、社内リソースの関係で、希望した部署へ異動が難しい、、、といった会社もあるかもしれませんが、一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は様々な方法で「エンジニア未経験からエンジニア職へと転職する方法」を纏めてみました。
昨今では一社専属で働く選択肢も減ってきていますし、パラレルキャリアとして、今まで自分が培ってきたスキル以外の業種への転職を行う事で、結果的に自身だけの唯一無二の価値というものを高めていく事もできると思います。
転職というと不安に感じる方も多いかと思いますが、人生は一度切り。
自分がチャレンジしてみたいと思う事に全力で挑戦する事で、必ず道は開けてくると思います。
本記事が今後の皆さんの参考になれば幸いです。
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