エージェントは使うべきか?現役エンジニアが経験を元にメリット・デメリット全てを語ります

  • 2022年8月28日
  • IT

こんにちは。現役フリーランスエンジニアのヒロです。

今回は「エージェントは利用すべきか?」という疑問にお答えしていきたいと思います。

フリーランスエンジニアであれば、誰しもが一度は考える事ではないでしょうか?

実際に使う事でのメリットとデメリットを、現役のエンジニアが全て正直にお伝えしてみたいと思います。

 
ヒロ
この記事はこんな悩みを抱えている人におすすめ!

・エージェント会社ってどんなもの?

・エージェント会社を使うか迷っている

・エージェント会社を使うメリット・デメリットを知りたい!

メリット①

仕事が途切れる心配をしなくてよい

フリーランスエンジニアを目指す方の中には、仕事が途切れて収入がなくなってしまったらどうしようかと不安に思う方が非常に多くいらっしゃる気がします。

実際にエンジニアさんの多くは、自分で取引先の開拓が苦手だったりする方も多いかと思います。

そんな不安に思う方達には、私は迷わずエージェントを利用することをお勧めします。

実際に私は知人のエージェント会社より、直取引に近い商流での案件をご紹介して頂き参画中です。

また業界に関する色々な情報を仕入れたり、今後別案件を探す際にも選択肢が広がるだろうという考えから、複数のエージェント会社に登録だけはしています。

これらのエージェント会社からは、絶えず次案件の案内のお電話やメール連絡を頂いていて、今の案件の契約を終了したとしても、仕事自体がなくなることはないだろうなというのが、率直な感想です。

ただし、一点注意が必要なのは、案件の中にも主要な言語はある為、あまりにレアな言語での開発経験しかない方だと、エージェントを介したとしても、かなり案件数が限られるかなという印象です。

メリット②

単価交渉も行ってもらえる

前回のテーマで単価UPのポイントをお伝えしましたが、単価交渉の矢面に立ってくれるのもエージェント会社に所属するメリットだと思います。

因みに単価UPのポイントについて取り上げた記事については以下になりますので、是非ご覧ください。

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案件を獲得したいがあまり、安い単価で契約してしまったとか、実際に現場に参画してみたら話と異なる部分があった、またこれだけ頑張っているのだから、もう少し単価を上げて欲しい等、そんな時に直接お客様に伝えなくとも、エージェント会社を通して交渉が出来る事は、営業が未経験のエンジニアの方にとっては非常に心強いのではないでしょうか。

勿論、それには自分が現場でお客様の役に立つことが大前提ではありますが、その頑張りを金額に反映させられるのもフリーランスエンジニアならではだと思いますし、そういった単価交渉を上手く行ってくれるのも、エージェント会社の魅力の一つかなと思います。

メリット③

最新のIT業界情報が手に入る

エージェント会社の中には、登録後にキャリアパスについての相談や、今後習得しておくとよいスキルや言語等のアドバイスをしてくれるエージェント会社もあります。

私は現在知人のエージェント会社を経由して案件に参画中ではありますが、定期的にこれらのエージェント会社の営業さん達ともお会いしてお話をする機会を設けています。

これは今の時流や言語の流行りや廃り、そして必要とされているスキルが言語以外にどんな部分になるのかを知る為でもあります。

このようにエージェント会社を利用する事は、案件を紹介してもらえるだけではなく、自分が将来に渡りIT業界から求められる、仕事が途切れないエンジニアとして、経験を積んでいくにはどうしたらよいのかの参考になると思います。

メリット④

エージェント会社独自の複利厚生サービス等を利用できる

数年前にはあまり見受けられなかったですが、最近ではフリーランスエンジニアに特化した独自の福利厚生サービスを提供しているエージェント企業が多く存在します。

例えば確定申告セミナーや交流会などの様々なセミナー・イベント情報など。またIT業界の最新情報を伝えるメルマガもあったりします。

フリーランスエンジニアになると、同じ業界の知人がなかなか出来にくくはなりますし、業界ならではの悩みを共有する相手もいなくて、孤独になる人もいます。

ですので、これらのサービスを利用できることは、付加価値として私も大いに良い事だと思っています。

さて、ここまでは私が考えるメリットを挙げてみました。

皆さんそれぞれの考え方や意見があると思いますので、あくまで私の主観となりますがご参考になれば幸いです。

それでは次に、デメリットとして考えられるものは何かを見ていきましょう。

デメリット①

仲介手数料が発生する

まず初めにそもそもエージェント会社と取引先、そしてフリーランスエンジニアの契約関係とはどうなっているのでしょうか?

本テーマとは外れてしまう為、詳細の説明は割愛しますが、基本的には以下のような形態が一般的です。

・エージェント会社←エージェントと契約(ここが自分)
   ↓
・所属先企業←エージェント会社と準委任契約
   ↓
・取引先企業←所属先企業と準委任契約

この時に、エージェント会社は所属先企業からの一部を手数料として差し引いて、残りの金額をフリーランスエンジニアに支払いをします。

それではそもそも、この仲介手数料は一体幾らくらいになるのでしょうか?

これは色々と調査をしてみましたが、残念ながら明示的に開示しているエージェント会社は一社しか存在しませんでした。

参考までに掲載しておきます。

Pe-BANKの契約と手数料について

報酬受取回数フリーランスエンジニア分配率PE-BANK分配率
1回~12回88%12%
13回~24回90%10%
25回~92%8%

このように仲介手数料を開示していない企業が非常に多いのが現実です。エージェント会社を利用する事に不満がある方の多くが、仲介手数料が一体幾ら取られているか分からないという点なのではないでしょうか。

さまざなサイトに載っている情報を纏めると幅はありますが仲介手数料「8%~20%」がレンジといったところで、これは私も感覚的にではありますが、ずれはありません。

因みに、もともと私が所属していた某Nエージェント会社に関しては、営業さんとも仲が良かった為、きちんと開示して頂いていて、その際は仲介手数料「10%」でした。

私の場合は自分で営業をして案件を探してきたり、交渉から契約のやり取りまでの手間を考えた時に、10%であればしょうがないなという感覚で、エージェント会社を利用していました。

デメリット②

担当の営業マンによって対応に差が出ることがある

私は今まで数社のエージェント会社に登録をして、数多くの営業マンの方とお会いしました。

多くの方は誠実かつ丁寧に対応してくれましたが、中には非常にレスポンスが遅かったり、一度ヒアリングした内容を忘れていて、同じような事を何度も聞いてくる方もいました。

内部の実情としては、一人の担当者が多くのエージェントクライアントを管理して、キャパシティが溢れてしまうといったケースがあるのかなとは思います。


ですが、仮に自分がこういった担当者にあたってしまった場合は、実際の案件に着任した後の交渉当にも影響が出てくる可能性があると思います。
もしどうしても不安に感じたり対応が改善しないのであれば、エージェント会社に直接担当者を変更して欲しい旨を伝えてみるのも手ではないかと思います。デメリット② 担当の営業マンによって対応に差が出ることがある。

まとめ

さて今回はエージェントを使うメリット・デメリットを纏めてみました。

昔に比べて(とは言っても数年前ですが、、)エージェント会社の営業マンの質が上がっている気がしていますし、私個人の意見としては、エージェントを使う事は諸々の手間を考えると、ありかなと思っています。

特に私がこのエージェント会社は凄いなと思った会社もあるのですが、人それぞれの意見ではありますので、もしご興味がある方は個別でご連絡頂ければと思います。

本テーマが、今後の皆さんの活動とキャリアの参考になればと思います。

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