皆さん、こんにちは。
この記事をご覧の皆さんは、フリーランスエンジニアへ転職すると、実際どれくらい年収UPするのか気になるところだと思います。
先ずはさっそく結論から入ります。
「年収500万円は1年目から年収1000万円は3年目くらいで稼げるようになる」
これが答えです。
こんな話を聞くと「いやいや、そんなうまい話しがあるの?」と思う方もいると思います。
今回は現役フリーランスエンジニアの私が、全て正直ベースでお話していきたいと思います。
・会社員からフリーランスになるか悩んでいる人
・フリーランスの収入について知りたい人
そもそもフリーランスエンジニアの平均年収はどれ位なのか?
自分の実績ベースの話ばかりでは、余り信憑性がないと思いますので、まずは有名SES企業の関連記事でフリーランスエンジニアの年収はどれくらいかを調べてみました。
Midworks社の「【職種別】「ITフリーランス」の年収とは|魅力や特徴など」では「月収が大体60万円から90万円程度のシステムエンジニアが多くなっています。参考として、会社に所属しているシステムエンジニアの年収平均が、大体600万円程度です。」とあります。
PE-BANK社の「フリーランスエンジニアの平均年収はどのくらい?必要なスキルも紹介」では「フリーランスエンジニアの平均年収は、792万円ほどとみられます(2020年6月現在)。ちなみにPE-BNAKでは、平均年収847万円(関東エリアの場合)となっています。」
このように、調べてみると私の実際の年収推移ともかけ離れた数値ではなく、実際にどれくらいの年収になるかイメージできたかと思います。
それでは年収を一挙公開します!
さて、さっそくと言いたいところですが、少し自分の今までのキャリアも公開するとそれも参考になるとは思うので、少々お付き合い下さい。
■経歴
・新卒で会社員として独立系のIT企業で6年間SEを経験
・外資系金融機関にヘッドハンティングされ3年半営業職を経験
・営業マン時代の知人の経営者の紹介でフリーランスエンジニアとして仕事をスタート
・フリーランスエンジニアを数年経験後、株式会社を設立(創業4年目)
現在は法人を活用し、ITコンサル・Web制作・システム開発の仕事も行っています。
■収入の変遷
さて大変お待たせしました。
今回、少し躊躇はしつつ、リアルなエンジニアの実情を紹介する為、敢えて確定申告時の書類を公開します笑
まだまだ上には上がいる事は理解しています。
ただし、フリーランスエンジニアとしてあるポイントをしっかりと押さえて、3年くらい努力を続ければ、1000万円ほど稼ぐ事は、他の職業に比べて非常に簡単に実現可能であるという事をお伝えしたいです。
では早速見ていきたいと思います。
【2018年】
・営業職からのキャリアチェンジでフリーランスエンジニアをスタート
私は元々、会社員として6年間SEをしていましたが、その後営業職を3年半ほどしていたため、最初はエンジニアとしてのキャリアにブランクがあった点がマイナスと見られ、ことごとく面談で落ちました。この時期は自分に全く需要がないのかもしれないという不安感しかなく、キャリアチェンジに完全に失敗したと思いました。
しかし諦めずに数社面談していた中で、金融業界での経験や取得していた資格をプラスに評価してくれた、金融系の開発に強い某大手独立系ITベンダーと契約する事でき、何とか案件に参画することができました。この時の手取り月収は53万円でした。
・半年後に再評価で手取り月収55万円に報酬アップ。
・1年後に再評価で手取り月収 58万円に報酬アップ。
上記のように、少しづつですが案件をこなす中で評価を頂けるようになり、報酬がこれからも上がるかなと思っていましたが、ここから中々報酬が上がらず苦労しました。
◆2018年度確定申告書(控えを貰い忘れてたので控印が、、)
【2019年】
フリーランスエンジニアとして一年半程が経ち、このままだと自分の目標年収にいつまで経っても到達しないなと思い、更なる年収アップを目指して、仲介会社に相談し、別のIT企業の案件を探して欲しい旨を伝えたところ、所属していたITベンダー企業から交渉の連絡があり、手取り月収63万円にアップ。
ただしこの時点で、ITベンダー企業からは会社から出せる金額もギリギリとの事で話がありました。
◆2019年度確定申告書(この頃は努力が所得に直結せず一番苦しんでいた時です)
【2020年】
フリーランスエンジニアとなって2年半後。まだまだ市場での自分の限界にも挑戦したいとの思いが強くなり、結果的に仲介会社自体を変え、某大手通信会社の案件にプロジェクトマネージャーとして参画する事に。
・2年半後に手取り月収80万円に報酬アップ
・3年後に再評価で手取り月収83万円に報酬アップ
◆2020年度確定申告書(ちょっと生生しいですね笑)
【2021年~現在】
この後、更に再評価を経て、現在の手取り月収が90万円となります。
まだまだ自慢できるレベルではありませんが、自分の決断と努力をしてきたことで、ある程度の金額まで達する事が出来ました。
さて、自己紹介と恥ずかしながら自分の年収遷移を赤裸々に公開してみました。
◆2021年度確定申告書(黒塗りばかりでごめんなさい、、汗)
収入アップの方法については下記の記事でも詳しく説明していますので参考にしてみて下さい。
皆さん、こんにちは。現役フリーランスエンジニアのヒロです。 今回のテーマは「単価を上げる3つのポイント」についてお話していきたいと思います。 フリーランスエンジニアとして仕事をされている方の中には以下のような悩みを抱えている方[…]
結局フリーランスエンジニアってどうなの?
この記事に興味を持っている方は、フリーランスエンジニアを検討している方が多いかと思いますが、中には仕事が途切れて生活が不安定にならないか、市場から評価されず年収が逆に下がってしまわないか不安という方も多いかもしれません。
私から言えることは「その決断が良かったか悪かったかは一歩踏み出してみないと分からない」という事です。
実際私も、SEから営業マンを経て、フリーランスエンジニアに転職する時は、3年半もブランクがありましたし、市場から評価されなかったらどうしよう、現場で役に立たない奴と思われて挙げ句の果てに案件を切られたらどうしようかなど、非常に不安がありました。
ですが、フリーランスエンジニアとしてキャリアチェンジした事は今となっては心から良かったなと思っています。
本テーマからは趣旨が外れてしまいますが、今日のIT業界は働き方が多岐に渡りますし、最悪フリーランスから会社員として、エンジニアに戻ることも十分可能です。
キャリアチェンジに悩んでいる人は、まずは一度エージェント会社に登録し、今の自分の市場価値とキャリアパスや案件受注から、実際の報酬獲得までの流れを聞いてみるのも一つの手かなと思います。
少しの勇気をもって一歩を踏み出してみる事で、フリーランスとしてのキャリアも自分が描く未来に近づく事は出来るのではないかと思います。
今少しでも、自分の環境や状況に不満がある方、目指す未来があるけど、今のままでは到達出来ないなと感じている方は、一度フリーランスエンジニアという道に挑戦してみては如何でしょうか?