フリーランスエンジニアでも不動産投資は可能?初心者が知るべき仕組みとメリット・デメリット

フリーランスで働くエンジニアの人が、将来に向けた資産形成として選ぶ投資の中で不動産投資が注目されています。

 
ヒロ
この記事はこんな悩みを抱えている人におすすめ!

・そもそも不動産投資って?

・どんな仕組みでお金が入るの?

・不動産投資のメリット・デメリットを知りたい!

エンジニアは、若者を中心に人気がありますが、将来的には会社に所属するのではなく、個人で独立したいと考える人も多い職業です。

独立すると収入面の不安から資産運用を考える人が増えますが、フリーランスエンジニアが不動産投資を始めるのは可能なのでしょうか?

今回は、フリーランスエンジニアが始める不動産投資をテーマに取り組むポイントや投資初心者が知るべきメリット・デメリット等について解説します。

結論、フリーランスエンジニアでも不動産投資は可能である

まず初めに結論から言うと、フリーランスエンジニアの人でも不動産投資を始めることは可能です。

よってフリーランスエンジニアの人で不動産投資を始めたいと言う人は是非、前向きに検討して欲しいと思います。

不動産投資は不労所得のイメージが強いように忙しい人こそメリットが多い投資です。

ウェブエンジニアは、忙しく心身にかかるストレスも大きい職業ですので、不動産投資との相性はむしろ良いと言えるでしょう。

ただ、不動産投資について全く知らずにスタートしてしまうと思わぬ損をしてしまう可能性もある為、この後の内容をよく理解した上で検討を進めてみて下さい。

不動産投資の仕組みって?

不動産投資は、別の呼び方で不動産賃貸経営と呼ばれるように所有する不動産を誰かに賃貸する(貸し出す)ことで家賃収入を得る投資です。

不動産投資を始める際は、まずマンションやアパート等の不動産を購入するところからスタートします。

購入した不動産の運営は、不動産管理に特化した管理会社に委託することができ、後は入居者さえ確保出来ていれば継続的に家賃収入が入ってきます。

よって投資家が定期的に行うことは家賃の入金確認等に限られ、ほとんど何もすることはありません。

もちろん管理会社から確認事項等があればそれに応じる必要はあります。

ただ基本的に空室にならない限り投資家自身が働くことなく不労所得が生れるのが不動産投資の仕組みであり、最大のメリットと言われるポイントです。

不動産投資を始めるメリットって?

次に不動産投資を始めるメリットについて知っておきましょう。

不動産投資は人によって相性の差が大きい投資である為、メリットについて理解しておくことはとても重要です。

労力をかけずに投資が出来る

不動産投資一番の魅力である不労所得は、多忙なフリーランスエンジニアの人にとっても最大のメリットになります。

特に仕事から手が離せない状況になると株式投資のような常にチェックが必要な投資は、リスクが高く精神的にもかなりストレスがかかります。

不動産投資は、入居が安定していれば継続して家賃収入が入ってきますので、価値変動等の突発的なリスクを心配する必要はほとんどありません。

投資を始めて本業に支障が出るのでは本末転倒ですが、不動産投資であれば本業への負担を抑えて投資をすることが出来ます。

他人資本で資産形成が出来る

不動産投資は銀行ローンと家賃収入の二つの他人資本で資産形成が出来る資金効率の非常に高い投資です。

投資用に物件を購入する際、多くのケースで銀行ローンを利用しますが、例えば住宅ローンであれば月々の返済を自分の財布から捻出する必要があります。

しかし、不動産投資では、基本的に月々のローン返済は家賃収入で賄うことが出来ますので、自分の財布を傷めることなく不動産と言う資産を形成していくことが出来ます。

不動産投資で得られる収入は家賃収入からローンの支払いや経費を差し引いたキャッシュフローだけと思われがちですが、ローンが減っていくことは資産形成が進んでいることも意味します。

これは不動産投資ならではのメリットと言えるでしょう。

生命保険効果がある

ローンで不動産を購入する際、多くの場合で団体信用生命保険(※以下、団信)に加入します。

住宅ローンを組んでいる人は分かると思いますが、団信に加入するとローンの返済期間中に加入者が死亡、若しくは高度障害に陥った時、ローンが保険で完済されます。

よって遺族の人には無借金の不動産が残り、月々の家賃収入は返済が無くなる為、経費分だけを差し引いた大半の額が手元に残ります。

また保険料はローンの金利に組み込まれる為、月々の返済と合わせて行うことが出来ます。

保険料についても家賃収入から賄うことが出来るので、通常の生命保険よりもかなりお得と言えます。

実際、不動産投資を始めるタイミングで保険料の見直しをする人は多く、人によっては生命保険をすべて解約すると言う人もいます。

投資家の努力で運用状況を改善できる

不動産投資のメリットでもあり、面白いポイントとして投資家自身の努力次第で不動産の運用状況を改善できると言う点があります。

これはフリーランスとして独立しており自己責任でビジネス展開しているエンジニアの人に合ったメリットと言えます。

不動産投資は賃貸不動産を商品とした賃貸経営ですので、投資家は経営者でありオーナーです。

株式や外貨投資のようにある意味運任せの投資ではありません。

投資家が出来る努力とは、空室が発生した際に客付けに奮闘することやコストカットに向けて物件を日々メンテナンスすること等出来ることは多岐に渡ります。

経営の安定や改善に向けたモチベーションにもなるポイントですので、運用の改善に向けて何も出来ないより、投資家自身で努力出来る点は大きなメリットと言えます。

不動産投資を始めるデメリットって?

ここでは、不動産投資を始めるデメリットについて理解しましょう。

投資である以上、デメリットやリスクは必ず存在しますので、ここでの内容を参考に検討する際は十分に注意しましょう。

銀行ローンのハードルが高い

不動産投資において銀行ローンを使えることはメリットでもありますが、住宅ローンと比較して不動産投資向けのローンはハードルが高くなります。

住宅ローンと比較して金額が高くなることが多く、用途も事業用ローンとなる為、当然と言えば当然ですが、ローンが使えないと物件を買うのに高額資金が必要となります。

特にフリーランスの場合は、会社員と比べてローンのハードルが高くなり、頭金を多く求められるケースも多くあります。

よってフリーランスで不動産投資を始めるのであれば予め資金を多めに用意しておくか、会社員を辞める前にローンを組んでおいた方が良いでしょう。

本業で銀行融資を受ける際に支障が出る可能性も

これはフリーランスの人ならではのデメリットですが、不動産投資でローンを組んでいると本業の事業で銀行融資を受けたい場合に支障が出る可能性もあります。 フリーランスエンジニアでも事業資金はほとんど必要ないと言う人は問題ないですが、銀行から事業資金を借りる可能性があるという人は注意が必要です。

管理会社の質が悪いと運営が大変になる

フリーランスエンジニアは多忙な職業ですので、不動産投資に関わることは基本的に管理会社に任せることになるでしょう。

管理を委託する際は、管理会社の質によって物件の運営状態が全く変わってきますので管理会社選びが非常に大切になります。

質の悪い管理会社に当たってしまうと運営状況が悪くなり、最悪本業に支障が出てしまう可能性もある為、実績豊富で評判の良い管理会社をしっかり調べて選ぶようにしましょう。

質の良い管理会社の探し方は、物件を購入したいエリア周辺の不動産会社にヒアリングすることやネット上の口コミ確認、周りの不動産投資仲間に聞き取りする等が良い方法です。

フリーランスエンジニアが始める不動産投資は銀行ローンがポイント

ここまで不動産投資のメリットやデメリットについてレビューしましたが、フリーランスエンジニアが不動産を始める際には銀行融資が一つの大きなポイントとなります。

理由はデメリットの部分でも述べましたが、エンジニアに限らずフリーランスで働く人は会社員と比べて銀行ローンの審査が厳しくなるからです。

よって通常よりも自己資金を多めに用意する必要や入念な資金計画、物件選定が求められる可能性が高くなります。

それ自体が悪いと言う訳では決してないですが、会社員と比べて銀行ローンを受ける際の条件が多いことは予め理解しておきましょう。

物件の購入に銀行ローンの活用を考えている人は、好条件でローンを受ける為にも先述したような情報をしっかり集めておくことが重要になります。

銀行ローンが嫌な人は現金のみの不動産投資も有り

不動産投資は銀行ローンを活用できるのがメリットでもありますが、銀行ローンを使わない投資と言うのも一つの手段として問題なく有りです。

さすがに数千万円から1億レベルの物件を現金で購入するのは現実的でないですが、郊外の築古戸建てや区分マンションであれば数百万円レベルの物件も存在します。

最近では築古物件を再生させる方法で成功している投資家もたくさんいますので、激安物件を現金のみで購入し運用していく選択肢もあることを頭に入れておきましょう。

まとめ

今回はフリーランスエンジニアが始める不動産投資をテーマに解説しました。

将来に向けた資産形成の手段として不動産投資を始める人が増えていますが、銀行ローンの面等、少し難しいポイントもあります。

今回の内容はフリーランスエンジニアの人が始める不動産投資と言う観点から解説しているので、興味がある人は是非投資を始める際の参考にして欲しいと思います。

今回執筆頂いた方

ペンネーム・みやがわ

投資用不動産営業から住宅メーカー営業(用地仕入れ)など、不動産業界で活躍している現役の営業マン。宅地建物取引士の資格を有する不動産投資のエキスパート。初心者にも分かりやすく明瞭な執筆に定評あり。

プロフィール詳細:https://www.lancers.jp/profile/msmch0423

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